【2024年版PTE対策】PTEとは何か?テストの内容と準備のコツ
こんにちは!
リョウタです!
この記事では、海外の大学や大学院への入学や移住に役立つPTE(Pearson Test of English)のテスト内容と準備方法について、詳しくまとめています。
TOEICやIELTSは日本でもかなり情報が出回っているのですが、「初めてPTEを知った」という方も多いかもしれません。そんな方に向けて、この記事でPTEの概要や準備方法を理解していただけると嬉しいです。
私自身、1年ほど前に初めてPTEを知ってそこからたくさんの時間をかけてPTEの勉強をしてきました!
PTEは、英語力を測定するテストであり、海外留学や移住に役立ちます!
情報量が多いので、見出しを参考にして必要な情報を読んでください。それでは詳しく見ていきましょう。
英語試験「PTE」とは?
試験概要
まずは、以下のPTEの概要をみてみましょう!
団体 | Pearson Inc. |
試験名称 | Pearson Test of English |
試験内容 | ・ スピーキング ・ ライティング ・ リーディング ・ リスニング |
試験時間 | 合計: 最大2時間15分 ・スピーキング: 約30分 ・ライティング: 約30分 ・リーディング: 約30分 ・リスニング: 約30分 |
スコア | 最高点: 90点 最低点: 10点 |
資格の有効期限 | 2年 |
受験可能な場所 | 日本 ⇒東京・大阪 オーストラリア ⇒シドニー・メルボルン・ブリスベン・パース・アデレード等の主要都市 |
受験料 | A$445 |
申し込み方法 | オンライン |
公式ウェブサイト | https://pearsonpte.com/japanese/ |
PTEは、ロンドンに本部を置く世界最大規模の教育サービス会社Pearson社(以下「ピアソン」)という団体により運営されています。
スコアは、各セクションが10点 – 90点で採点されます。また、オーバーオールスコアと呼ばれるセクション別のスコアの平均値が算出された全体のスコアも表示されます。
受験日の前日まで予約が可能です。
PTEは、パソコンに向かって話しかけるテストです。対面でのスピーキングにしか慣れていない人は、制限時間を遵守しても模試を解いておきましょう!
パソコンに向かって話すのは少し違和感がありました!
試験当日の流れ
次に、PTEの試験当日の流れを確認していきましょう!
試験開始の30分前には会場に到着するようにしましょう!また試験会場に入る前に携帯・スマホの電源はからならずオフにしておいてください(会場でオフになっているか画面を確認させられるので、事前にすませておきましょう)
受付の方から番号札と試験の際のルールブックをもらう
パスポート以外の荷物を全てロッカーにしまう
番号札に記載されている番号が呼び出されたら受付へ向かい、パスポートとロッカーのカギを受付の人に渡す
身元の確認を済ませたら手相を登録し、顔写真の撮影を行う
別室へ移動し、試験を開始する
試験会場には余裕を持って到着するようにしましょう。
目安としては、1時間前に試験会場の最寄り駅に到着すると安心です。
PTEは、準備が出来た人から各自で試験を始めます。
そのため開始も終了も完全に個人により変わります。 人によって開始時間が違うため、PTEでは周囲の音が気になります。
テストによってはとても周りがうるさい場合があるので、事前に想定しておくことも重要です!
希望者は耳栓もらえますので、遠慮なく活用しましょう!
各セクションの流れ
各セクションは、以下の順番で解いていきます
テストの途中でも試験監督に伝えることで休憩時間を取ることが可能です。
ただし、受けるテストの時間が短くなるのでどうしても必要な時のみ使用ください。
PTEのスコアは、受験者によって開示日数が変わります。
具体的には、試験終了後の2日以内に85%以上の受験者がスコアの確認ができ、遅くとも5日以内に全員が閲覧できます。
申し込み方法
PTEは、以下のページからオンラインで受験申し込みをします。
参考: 申し込みリンク
上記のページからアカウントを作成し、ログインし、受験の日程を選び、オンラインで決済を行います。受験料はクレジットカード支払いになります。
決済完了後に確認メールが届くので受験日やテストセンターの場所、当日の注意事項などを念のため確認しておきましょう。
試験のキャンセルまたは、予約の変更における返金は、試験の14日以上前までは全額、8~13日前は試験料金の50%が返金されますが、7日以内になると返金されません。
意外と席が埋まってることが多いので2週間前には予約しておくことをお勧めします!
スコア採点方法
PTEは合格、不合格ではなく、各セクション10~90点で表記されます。
日本人受験生にとって特に重要なのは、「流暢さ」と「発音」です。
スピーキングセクションでスコアが10〜20点になると、他のセクションが優れていても、オーバーオールで50点以上を得るのは難しくなります。
スピーキングセクションにはリーディングやリスニングの要素も含まれており、各セクションの評価に影響を与えます。PTEで成功するためには、スピーキングの対策が鍵となります!
他の英語テストとのスコア換算
以下がPTEと他の英語テストを比較したスコア換算表です。
PTE | IELTS | TOEFL iBT | 英検 |
---|---|---|---|
86~90 | 9.0 | 116 | N/A |
79~85 | 8.0~8.5 | 106~115 | N/A |
65~78 | 7.0~7.5 | 95~105 | 英検1級+ |
50~64 | 6.0~6.5 | 72~94 | 英検準1級 – 1級 |
36~49 | 5.0~5.5 | 55~71 | 英検準1級 |
10~35 | 4.0~4.5 | 42~54 | 英検2級 – 準1級 |
留学に必要なスコア
次に、留学に必要なPTEのスコアを確認しましょう。
大学のレベルや地域によって、求められるスコアは大きく3つのパターンに分かれます。
以下がその3つのパターンです
- 一流大学
- PTEスコアが69〜79点 (IELTSスコア7.0〜7.5)
- 上位大学
- PTEスコアが58〜65点 (IELTSスコア6.5〜7.0)
- 一般的な大学
- PTEスコアが50〜58点 (IELTSスコア6.0〜6.5)
世界ランキングで300位以上の一般的な大学では、PTEスコアがおおよそ50〜58点が要求されます。
100位前後の上位大学では、58〜65点が一般的であり、トップクラスの大学では69〜79点が求められます。
移住に関しては、PTEスコアが50点が一つのベンチマークとなることが一般的です。
PTEは移住要件としてオーストラリアやイギリスなどで活用されています。
PTE各セクションごとの対策
各セクションごとの問題
PTEの概要が理解できたところで、次はPTEの試験対策をセクションごとに確認しましょう。
先述の通り、PTEでは以下の4つのセクションが出題されます
セクション | 問題 | 必要なスキル |
---|---|---|
スピーキング | A-1. Read Aloud A-2. Repeat Sentence A-3. Describe Image A-4. Re-tell Lecture A-5. Answer Short Question | ・綺麗な発音 ・テンポよく話す |
ライティング | B-1. Summarize Written Text B-2. Write Essay | ・要約力 ・正確な英文法 ・早く多く書く |
リーディング | C-1. Fill in the Blanks (Reading & Writing) C-2. Multiple Choice (Multiple) C-3. Re-order Paragraphs C-4. Fill in the Blanks (Reading) C-5. Multiple Choice (Single) | ・アカデミックな単語力 ・多読力 |
リスニング | D-1. Summarize Spoken Text D-2. Multiple Choice (Multiple) D-3. Fill in the Blanks D-4. Highlight Correct Summary D-5. Multiple Choice (Single) D-6. Select Missing Word D-7. Highlight Incorrect Words D-8. Write From Dictation | ・トピックと例を聴きとり要約 ・細部を聴きとる ・正しい書き取り |
スピーキングの対策方法
PTEのスピーキング対策方法として3つの対策があります
対策1: 綺麗な発音を身につける
対策2: 少し早めに話す練習をする
対策3: シャドーイングの練習をする
PTEのスピーキング対策において最も重要なのは、まず発音がクリアであることです。
なぜなら、「流暢に」「発音よく」という2つの要素が評価されるからです。
この場合の発音とは、母音や子音の正確性よりも、「ストレス」や「イントネーション」「リズム」といった要素を指します。
言い換えれば、全体的に英語らしく話すことが重要です。日本語のアクセントやモノトーンな話し方では、機械が英語として認識してくれない可能性があります。
さらに、通常の英会話とは異なり、ゆっくりとはっきり話すことがPTEではあまり有効ではありません。
なぜなら、ネイティブスピーカーのスピードが回答の基準になっているため、意識して迅速な話し方の練習をする必要があるからです。
私もスピーキング対策は毎日のように練習しました!
ライティングの対策方法
PTEのライティング対策方法として3つの対策があります
対策1: ポイントを掴む要約練習をする
対策2: 早く、多く書く訓練をする
対策3: アカデミックライティングを学ぶ
PTEのライティングの最初の課題は、「文章を読んで、それを1文で要約する」というものです。
要約は十分な練習が必要です。
おすすめの方法は、普段から英文を読んだ後に要約する習慣を身につけることです。
要約する際のポイントは、全体のトピックと挙げられた例や結果の両方を含めることです。
エッセイでは、20分で200-300語を書く必要があります。多くの受験生は90語程度しか書けません。
まずは、文章のクオリティよりも早く多くを書く練習に焦点を当てましょう。
早く、多く書くためのポイントは「話すように書くこと」です。話すように書けるようになった後に、アカデミックライティングのスキルを磨くことをおすすめします。
リーディングの対策方法
PTEのリーディング対策方法として3つの対策があります
対策1: 精読練習をする
対策2: 多読で早く読む訓練をする
対策3: アカデミック単語を覚える
まず、リーディングにおいて最も重要なのは、文章を正確に理解できる「精読力」を持っていることです。
感覚的な読解ではなく、1つの文が何を意味しているかを理解する能力です。
精読力が不足している人は、英文法や単語に関する理解が欠けている可能性があります。基礎的な学習に戻ることをお勧めします。
精読がうまくいっている人は、多くの英語テキストを読みながら要点を把握する能力を育成する必要があります。
PTEのリーディングセクションは、与えられた時間内に大量の文章を読解する必要があるためです。
リスニングの対策方法
PTEのリスニング対策方法として3つの対策があります
対策1: 要約練習をする
対策2: シャドーイングの練習をする
対策3: ディクテーションをする
PTEの問題は、音源の全体的なトピックを理解できるかを確認するタイプと、細部まで正確に聞き取れるかを確認するタイプに分かれます。
音源全体を理解するためには、要約の練習が効果的です。リスニングの音源を聞いた後、口頭で要約してみてください。口頭要約をすることで、音源の主題や要点が理解できているかを確認できます。
その後、細部を理解するためにシャドーイングを行います。シャドーイングが難しい場合は、音源を1文ずつ停止しながら行うと良いでしょう。1文を発音したら次の1文に進みます。
また、聞こえた音源をそのまま書き起こすディクテーションの問題もあるので普段からディクテーションを練習し、リスニング力強化とスペリングのミスを無くすように練習しましょう。
最後に
最後に、今回の記事のポイントをまとめておきます!
- PTEは海外留学や移住の要件に使える
- 50点以上が一つの目安スコア
- スピーキングが最も大事なセクション
以上が、PTEの概要説明と各セクションの具体的な対策内容です。
PTEは全て機械によって採点されます。機械が正しい音として認識しない限り、高得点を得ることは難しいです。つまり、PTE対策の第一歩は正しい発音を身につけることです。
かつては、PTEはイギリスやオーストラリアでしか受験できない試験でしたが、現在ではほとんどの国や大学で、IELTSやTOEFLの代わりにスコアを提出できるようになりました。
IELTSやTOEFLで理想的な結果が得られなかった場合は、PTEを検討してみることをお勧めします。
私たちはPTE対策の個別レッスンを実施しております。
このレッスンでは、受験者のニーズやレベルに合わせてカスタマイズされた指導を行います。
私自身PTEを何度も受講した経験があり、スコアとしてはオーバーオール80+を達成しています!
個別レッスンでは、スピーキングやライティングなどのセクションごとに特定の強化ポイントを重点的に扱い、受験者が自信を持って試験に臨めるように導きます。
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