【最新版】2025年PTEテストの大きな変更点と対策法を徹底解説

こんにちは、PTE講師のRyotaです!
この記事では、2025年に導入されたPTE(Pearson Test of English)の重要な変更点とその対策を、詳しくかつ徹底的に解説します。
PTEは海外留学や移住に必要な英語力を証明する重要なテストです。
特に近年の変更は大きく、受験生が事前にしっかりと準備をしないと、大きくスコアが落ちるリスクがあります。このブログを読んで、2025年のPTE試験対策を完璧にしましょう。
変更点1:テンプレート使用の厳格化(Describe Image・Re-tell Lecture)
これまで多くの受験生が、Describe ImageやRe-tell Lectureのパートでテンプレートを丸暗記し、それを使い回すことでスコアを安定させてきました。
しかし、2025年のルール改定により、テンプレートを使った回答が厳格に禁止されました。
AI技術が進化し、機械的に覚えた文章を即座に検出することが可能になったためです。受験生がテンプレートに頼った回答をすると、即座にスコアが大きく下がるようになりました。
詳細な対策法:
- 「The image provided is a bar graph that gives information about…」のような基本フレーズを使用しつつ、画像や講義の内容を正確に自分の言葉で説明する練習を積み重ねましょう。
- 「Conversely」「Another interesting point is」などのリンク表現を意識的に取り入れ、論理的な流れを作りましょう。
- 発話時間は20秒以上、理想は25秒から35秒間で自然な発音と抑揚を意識してください。
- 日々のスピーキング練習を欠かさず行い、自然に英語を話せるように準備しましょう。
変更点2:エッセイライティングの内容重視への移行
エッセイライティングでは、以前よりもはるかに質問内容に忠実な回答が求められるようになりました。
関連性の低い内容を書いた場合、点数が大幅に減少することが確認されています。
受験生がよく犯すミスとして、質問文の全体をきちんと読まずに書き始めてしまうケースがあります。
詳細な対策法:
- 質問文の全体を注意深く読み、特に指示語(Advantages, Disadvantages, Causes, Solutionsなど)をしっかりと把握してください。
- 各段落を質問の各要素に対応させ、明確かつ具体的に内容を展開しましょう。
- 具体的な事例や根拠を用いて、論理的な説得力のあるエッセイを書く練習をしましょう。
変更点3:全ての質問項目に回答が必須
エッセイの質問文に複数の質問項目が含まれている場合、各項目に対して明確な回答を行うことが必要になりました。部分的に回答を忘れると、その部分のスコアがほぼゼロに近い評価になります。
詳細な対策法:
- 質問を細分化して理解し、それぞれの項目に対して具体的な段落を用意しましょう。
- エッセイを書き終えた後、必ず質問文に対して全ての内容が網羅されているかのチェックを徹底しましょう。
変更点4:キーワードのみの回答不可(Summarize Spoken Text・Re-tell Lecture)
これまではキーワード中心の回答でも一定の得点を獲得できましたが、2025年からはキーワードだけでは十分ではありません。
完全な文章やフレーズで内容を伝えることが必要です。
詳細な対策法:
- リスニング内容を文章化するトレーニングを重ね、正確で自然な表現を使って回答できるようにしましょう。
- 文法やスペリングの間違いを防ぐため、日頃からライティングを継続的に練習し、正確に英文を書く能力を鍛えましょう。
変更点5:機械的回答へのペナルティ強化(Describe Image)
感情や自然な抑揚を欠いた棒読みの回答はAIが即座に検出し、ペナルティが科されるようになりました。
詳細な対策法:
- 抑揚や強弱を意識して、自然な会話のように話す練習を毎日繰り返しましょう。
- 機械的にならないよう、実際の英語スピーカーが使うような自然なフレーズや表現を意識して取り入れてください。
変更点6:簡易エッセイテンプレートの禁止
キーワードだけを挿入して文章を完成させる簡易テンプレートの使用は禁止され、スコアが著しく下がります。
詳細な対策法:
- シンプルセンテンス、コンパウンドセンテンス、コンプレックスセンテンスを適切に組み合わせ、完全なエッセイを作成する練習を行いましょう。
- 明確な構造(序論、本論、結論)を意識し、各段落をしっかりと構成しましょう。